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中古リノベ講座:2021年03月06日 Lecture

中古住宅のリノベーションで耐震性を上げるには?安全な住まいにするために!

中古住宅のリノベーションをお考えの方はいらっしゃいませんか。

中古住宅のリノベーションは、新築を購入するのに比べて、予算を抑えて素敵なマイホームが手に入ります。

しかし、新築に比べて耐震性が心配という方もいるかもしれません。

そこで今回は、中古住宅のリノベーションで耐震性の上げ方についてご紹介します。


安全で快適な住まいの条件とは?

安全で快適な住まいにするには、「耐震性」と「断熱性」の2つのポイントが重要です。


耐震性

まず耐震性で確認しておきたいのが、1981年の「新耐震基準」以降に建てられた建物かどうかです。

しかし、1981年以前に造られたからダメというわけでもありません。

1981年以前に造られた建物でも、しっかりとした造りのものはあります。

また、反対に1981年以降に造られた建物でも、メンテナンスの状況によっては耐震性が落ちている場合もあります。

中古物件を購入する場合は、屋根や外壁、柱や梁などの構造部分と、床下や壁の内側の筋交いなどをしっかりとチェックしましょう。

断熱性

断熱性の大きなポイントは、1999年に施行された「次世代省エネ基準」以降に造られた建物かどうかです。

これ以前に建てられたものは、断熱性に優れていない可能性が高いでしょう。

中古物件の断熱性を調べる場合は、屋根裏や壁の内部、床下などに断熱材が入っているかどうか。そしてどのような窓が使われているのかを確認すると良いでしょう。

木造軸組工法の場合の耐震工事で施工される主な箇所をご紹介!

耐震工事をする場合は、家のどこを補強すれば良いのでしょうか。

耐震工事にはさまざまな種類があり、工事をする場所は家によって異なります。

ここからは、耐震工事で施工される主な箇所を5つご紹介します。

基礎部分


基礎部分は、家を支える土台部分のため、しっかりとした強度が必要です。

しかし、1981年以前に建てられた建物は、この基礎部分の強度が十分でない可能性が高いでしょう。

ヒビが入っている場合は補修工事を、鉄筋が入っていない場合はコンクリートを増打ちするという方法がとられます。

接合部


接合部は、地震の際に大きな力がかかります。

そのため、この部分が傷んでいた場合は修繕をし、金物を使用して強度を上げ、耐震性をアップさせます。


壁を補強する場合は、耐震性をアップさせると同時に断熱性も上げると良いでしょう。

断熱性が上がれば、これから数十年間暮らして行く上で、夏も冬も快適な住まいにできますよ。

補強の方法としては、筋交いや面材の補強による強化や、耐震性に優れた面材を施工するというものがあります。

屋根


屋根も耐震性に関係するのをご存知でしたでしょうか。

屋根は軽い方が、耐震性はアップします。

そのため、より軽くて丈夫な素材にすると良いでしょう。

二階部分


高齢になると二階部分を使う回数が減ってくるケースが多くあります。

そのため、二階の面積を減らして耐震性をアップさせるというのも1つの手です。

まとめ

今回は、中古住宅のリノベーションで耐震性の上げ方についてご紹介しました。

マイホームは、より快適でより安心な住宅が良いですよね。

中古住宅は築年数が経っている分、耐震性や断熱性に優れていない可能性もありますので、しっかりと確認し、必要であれば工事をするようにしましょう。


香川県坂出市・丸亀市・宇多津町でリノベーションをお考えの方は、ぜひ一度当社にご相談ください。